シーリングスタンプを押す方法は、シーリングワックスによって3つの方法があります。
その中でも芯無しワックスを使って押す方法は、一番よく知られた方法です。
と不安を感じる方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、芯無しワックスでシーリングスタンプを押す方法を、手順ごとに詳し~く解説したいと思います。
これで押し方の不安は解消されるはずです!
にんじん
Contents
芯無しワックスを押すために準備する道具
- シーリングスタンプ
- 芯無しワックス
- ロウソク
- スプーン
- 混ぜ棒(楊枝や割り箸)
- ライター
- 消火用のお水
芯無しワックスを使う場合は、他のワックスと違って、必ずスプーンなどのワックスを溶かすための道具が必要になります。
ロウソクは、一定時間スプーンに高い温度の熱を加えることができれば、他のものでも代用できます。
ライターは、ロウソクに火を点けるためのもので、チャッカマンが安全でおすすめです。
- 保冷剤
- クッキングシート
- ウェットティッシュ
他にも、何にシーリングスタンプを押すかによって『あると便利な道具』がありますので、こちらの記事も参考にしてください。
シーリングスタンプを押すときに必要な道具とその使い方まとめ芯無しワックスでシーリングスタンプを押す手順
STEP1:封蝋用品を並べます
並べ方に決まりがあるわけではありませんが、私が普段シーリングスタンプを押しているときに配置している状態で説明します。
私は必ず、クッキングシートを下敷きのような厚手の板に巻いて中央に敷いています。
クッキングシートの上なら汚れても気にならないので、焦ってワックスの付いたスプーンなどを何を置いてしまっても平気です。
そして、クッキングシートの周りに道具を配置します。
右側にワックス、ロウソク、コップに入ったお水、保冷剤、シーリングスタンプを置きます。
シーリングスタンプを押す封筒やカードを中央の台紙の上。そして左側にはスプーン、ウェットティッシュです。
にんじん
ウエットティッシュは、1,2枚出して畳んで使える状態にして台紙の左側に置いておきます。いつもはワックスを垂らした後のスプーンをそこに乗せています。
保冷剤は、凍っているものでも冷蔵庫で冷やした状態のものでもどちらでも使えます。
私は冷蔵庫で冷やした状態のものを幾つも用意して使っています。保冷剤が柔らかいとシーリングスタンプを立てて冷やせるからです。
すぐに温まってしまうので長く使いたい場合は凍っている方が良いかもしれません。
STEP2:ロウソクに火を付けます
ロウソクは、赤く灯っている炎よりもちょっと上の方が高温なんです。
ワックスも溶けやすくなるので、スプーンを炎にあてるときは、炎よりもちょっと上にかざすようにしましょう。
机に置いてあるものや服を汚してしまう場合があるので、気を付けましょう。
にんじん
STEP3:ワックスを溶かします
芯なしシーリングワックスを右手に、スプーンを左手に持って、ロウソクの炎の上の方にスプーンをあてます。
ワックスをスプーンの底に軽く付けておくと、加熱されてワックスが溶け始めます。ワックスが溶け始めたら、ワックスをスプーンの上でくるくると回します。
にんじん
芯無しワックスはスティック形状になっているものが多いので、ワックスを溶かしながらかき混ぜることができます。
ワックスが短くなって混ぜづらくなったら、残りのワックスはすべてスプーンに放り込んでしまって、混ぜ棒でかき混ぜましょう。スプーンからワックスがはみ出さないように気を付けてください。
新しいスプーンの場合、スプーンにワックスがなじむまでに少し時間がかかります。なかなか溶けないワックスもありますが慌てずにゆっくり溶かしてください。
にんじん
STEP4:溶かした量と溶け具合を確認します
溶かすワックスの量は、シーリングスタンプのサイズによって変わりますが、垂らす分に加えて、スプーンに残ってしまう分も合わせて溶かさなければなりません。
垂らしたときにシーリングスタンプの直径くらいになる量を想像して溶かしましょう。
にんじん
はじめのうちは少し多めに溶かして、垂らすときに調整すればOKです。
スプーンの半分くらいの量が混ぜやすいので、その量に合った大きさのスプーンをあらかじめ選んでおくとスムーズに作業できます。
ワックスがある程度溶けてきたら、スプーンの中で「の」の字を書くように混ぜます。書いた「の」の字がゆっくり消えていくくらいの固さが垂らしやすく押しやすいです。
溶かしたワックスの固さは、熱すぎるとゆるくなってしまいます。垂らしたときに広がって版面よりも大きくなってしまうので注意して下さい。
にんじん
ワックスを混ぜるとき、素早くくるくると混ぜてしまうと空気の泡ができてしまう事があります。
出来るだけ空気が入らないようにゆっくり混ぜましょう。また、ワックスが沸騰すると同じように空気が入ってしまいますので気をつけましょう。
もしも空気の泡を見つけたら、スプーンの中でつぶしておくと良いですよ。
STEP5:ワックスを垂らします
スプーンからそっと混ぜ棒で掻き出すようにワックスを垂らしていきます。
押した時にちょうど良い大きさに仕上げるには、
- 無理に広げて垂らさずに出来るだけこんもりと一か所に溜まるように垂らす
- シーリングスタンプの直径よりも少し小さいくらいの大きさに垂らす
ことがポイントです。シーリングスタンプを押した時にワックスが広がって上手く仕上がります。
ワックスが柔らかすぎると垂らしたときにスプーンをつたってしまう事がありますが、垂らしたワックスから上手く切り離せれば問題ありません。
スプーンの裏までつたってしまったワックスは、慌てずにウェットティッシュで拭き取ります。
スプーンが熱くなっているので火傷などには注意しましょう。
にんじん
STEP6:シーリングスタンプを押します
垂らしたワックスの真上からまっすぐシーリングスタンプを押します。
あまり力を入れずに、シーリングスタンプの重みに少しだけ力を添えるような感じで押してみて下さい。
溶けたワックスがスタンプの周りにはみ出てきます。
均等にワックスがはみ出るように押せるととても美しく仕上がります。
美しい仕上がりにするには練習あるのみ。
でも、ちょっと不格好なシーリングワックスも世界に一つだけの形と考えれば愛着が湧きます。失敗を恐れずに楽しみましょう!
にんじん
あとは、ワックスが少し固まるまでワックスの上にシーリングスタンプを押した状態のまま立たせて少し待ちます。
STEP7:シーリングスタンプを外して完成
シーリングスタンプを軽く斜めに倒すようにしたときに、ワックスが簡単に剥がれるようであればシーリングスタンプを取り外します。
ワックスがシーリングスタンプにくっついてくるようであれば、ワックスがもう少し固まるまで待ってから外してください。
そんな時は慌てずに、ワックスが固まった事を確認してから、シーリングスタンプとワックスをそっと剥がしてみてください。軽い力で外す事ができます。
私のInstagramで動画も投稿していますので、参考にしてくださいね。
この記事のまとめ
芯無しワックスを使った押し方は、シーリングスタンプの一番よく知られた方法です。
その手順とコツを記事にしました。
特に以下のポイントに気を付けて、楽しみながら押してみましょう。
- 芯無しワックスは、スプーンなどのワックスを溶かす道具を用意する必要があります。
- スプーンと混ぜ棒で溶かしたワックスを混ぜると、その量や溶け具合を確認できます。
- ワックスの中に入ってしまった空気の泡は出来るだけつぶしましょう。
- ワックスの垂らす量を調整して、ワックスがシーリングスタンプからはみ出る形の違いを楽しみましょう。
- 火を使うので、火傷には十分注意してください。
もしも、疑問に感じることや分からないことがあったら『お問い合わせ』からご質問ください。
この記事をみながら、上手に押せるようになっていただけたら嬉しいです。