どんな版面デザインのシーリングスタンプを使うかは、シーリングワックスを作るときにとても重要ですよね。
版面のデザインを探す時に一番最初に思い付くのは、有名ブランドのシーリングスタンプを購入することではないでしょうか?
『エルバン社』は、フランスにある世界でも代表的なシーリングスタンプのブランドですが、リーズナブルで日本でも比較的入手しやすいブランドです。
にんじん
そこでここでは、私が持っているシーリングスタンプの写真も交えながら、エルバン社のシーリングスタンプの種類や特徴について、詳しくお話ししたいと思います。
あなたのお気に入りのシーリングスタンプを探す参考にしてください。
Contents
エルバン社のシーリングスタンプの特徴
ハンドルとスタンプ(印璽)が別々で付け替えができる
エルバン社のシーリングスタンプは、ハンドルとスタンプに分けることが出来るのが大きな特徴。ネジになっているので、簡単に取り外すことができます。
そのメリットは、ひとつハンドルを持っていればスタンプを付け替えることが出来ること。
エルバン社のスタンプは、ハンドルとスタンプのセットでも購入できますが、スタンプだけでも販売されています。
だから、最初に買ったハンドルを使えば2つめ以降はスタンプだけ購入すれば付け替えて、別のデザインで押せるんです。
にんじん
ですが、エルバン社のハンドルに取り付けられるスタンプを製作しているショップもあるので、デザインの自由度はとても高いです。
ちなみに私が運営している『T+1』で販売しているオリジナルデザインのスタンプもエルバン社のハンドルを使うことができます。
ヨーロッパ伝統のシンプルでアンティークなデザイン
エルバンの版面デザインは、とてもシンプルで線画のモチーフも多いです。
にんじん
現代の精巧な技術から考えるとシンプルすぎるような気もしますが、それが逆にアンティーク感の味わいを演出してくれます。
だから、封筒やメッセージカードなど、ペーパーアイテムのワンポイントに使うと、とても相性の良いデザイン。文房具が好きな大人女子にはタマラナイのではないでしょうか?
では具体的に、エルバンのシーリングスタンプには、どのような種類があるかをご紹介しますね。
エルバン社のスタンプ(印璽)の種類
エルバン社のスタンプは、大きく分けて『アルファベット』『モチーフ』『メッセージ』があります。
『アルファベット』のシーリングスタンプ
アルファベットのシーリングスタンプは3種類あって、同じアルファベットでも外形やサイズ,フォントが異なる中から選べるのが嬉しいです。
定番のアルファベット
直径24mmの丸い版面に大文字の筆記体がデザインされているシンプルなデザインです。
装飾が無い分、どんなシチュエーションにも無難に使えるし、ワックスの色に変化を付けてもデザインを判別しやすいなどのメリットがあります。
J.HERBIN シーリングスタンプ(アルファベット・ハンドル付き)
ハリントンフォントのアルファベット
定番のアルファベットより小ぶりな直径18mmの丸い版面に、『ハリントンフォント』のアルファベットがデザインされています。
版面も小さく可愛らしい書体なので、メッセージカードにイニシャルを添えて・・・という使い方などが良さそうです。
装飾アルファベット
20mm×20mmの正方形の版面に、装飾されたアルファベットがデザインされたスタンプです。
私が持っているのは、アルファベット『T』がデザインされたスタンプです。
ナチュラルのハンドルを付けて、ゴールドのワックスを使って押してみました。
丸い版面と比べて大きく感じますし、装飾が入っているのでゴージャス感が増します。ただ思いのほか、ワックスをたくさん垂らさないといけないのが難点です。
『モチーフ』のシーリングスタンプ
直径24mmの丸い版面を使ったデザインと、20mm×20mmの正方形の版面を使ったデザインがあります。
私が持っているのは、直径24mmの丸い版面にエルバンらしい線画でデザインされた『太陽のモチーフ』のスタンプ。
ダークブラウンのハンドルを付けて、マットな赤のワックスを使って押してみました。
エルバン社の『モチーフ』スタンプは、シンプルな絵柄が多く、線画で描かれたデザインが多いのが特徴です。手紙の封など本来の封蝋として使うとヨーロッパの封書の雰囲気になります。
『メッセージ』のシーリングスタンプ
15mm×30mmの長方形の版面に、メッセージが描かれている少し変わったシーリングスタンプです。
『TOP SECRET(極秘)』と『Invitation(招待)』のふたつがあるので、目的が明確なペーパーアイテムのときに使ってみるのも良いですね。
エルバン社のハンドルの種類
エルバン社のハンドルは、全て木製で、塗装とニスが塗られた『ダークブラウン』,塗装もニスも塗られていない『ナチュラル』,他のハンドルより少し小さい『ブラック』の3色展開です。ブラックも塗装とニスが塗られています。
どれも木製でアンティーク感あふれるハンドルなので、押すときに気分が上がります(笑)
『ダークブラウン』と『ナチュラル』は色違いですが、『ブラック』は少しサイズが小さくて形状も違います。
『ダークブラウン』と『ナチュラル』は長さが80mm、一番太い部分の直径28mmで、定番のアルファベットやモチーフデザインのスタンプにピッタリです。
初めての方におススメなのは、『ダークブラウン』塗装やニスの光沢がシーリングスタンプらしいアンティークな雰囲気を醸し出します。
『ブラック』は長さが60mm、一番太い部分の直径が25mmで、通常よりひとまわり小さいハリントンフォントのアルファベットスタンプにピッタリ合います。
ごくまれに、ネジの取付位置がハンドルの中心からずれていたり、角度が斜めに付いているものがあります。海外の製品なので、品質チェックがゆるいのかもしれませんが、時々、日本人の私にはゆずれないくらいのレベルの製品があります。
写真左側がちゃんと中心にネジがある場合、右側がネジの位置がずれている場合です。スタンプを取り付けると偏った位置にハンドルが取り付けられてしまうので、とても気になると思います。
購入したときはすぐに確認して、問題がある場合は交換してもらうと良いでしょう。
ちなみに私のオンラインショップでは、ひとつひとつハンドルをチェックして問題のある製品は、不良品として・・・私が自分で使用するものにしています(笑)
まとめ
この記事では、フランス エルバン社のシーリングスタンプについてご紹介してきました。
その特徴は、ふたつ。
- ハンドルとスタンプが分かれていて付け替えができること
- 版面はアンティーク調でシンプルなデザインが多いこと
ということでした。
スタンプのデザインは、『アルファベット』(さらに定番,ハリントンフォント,装飾の3種類がある),『モチーフ』,『メッセージ』の3種類があります。
また、ハンドルは全て木製で、塗装とニスが塗られた『ダークブラウン』,塗装もニスも塗られていない『ナチュラル』,他のハンドルより少し小さい『ブラック』の3色展開です。
シーリングスタンプの初心者さんにおススメなのは、『ダークブラウン』のハンドルに『定番アルファベット』か『モチーフ』のシーリングスタンプ。
ペーパーアイテムやラッピングにも合わせやすいし、他のスタンプを購入するときに選択できるスタンプの種類も多くなります。
とはいえ価格もリーズナブルなので、まずは『一番気に入ったもの』を使ってみるのが楽しむコツだと思います。