シーリングスタンプを押す方法は、シーリングワックスによって3つの方法があります。
その中でもグルーガンを使って押す方法は、火を使わずに手軽にシーリングスタンプを押すことが出来ます。
そんな方には、グルーガンを使った方法がベストです!
シーリングワックスがとてもキレイに仕上がるシーリングスタンプ専用の『グルーガン』と『グルーワックス』も販売されています。
この記事では、グルーガンを使ってシーリングスタンプを押す手順を詳しく解説していきます。簡単なので、道具さえ揃えてしまえばすぐに楽しめますよ。
にんじん
Contents
シーリングスタンプ専用グルーガンとグルーワックス
『グルーガン』という道具を使うと、火を使わず、しかも手軽にシーリングスタンプを押すことができます。
グルーガンとは?
グルーガンは、熱で溶けた接着剤を出す機械で、銃のような形をしています。
銃の背面に、グルースティックと呼ばれるスティック状の固形接着剤を挿入していくと、内部で溶けてゲル状になり、銃口部分から垂らすことができます。
本来グルーガンは手芸用ですが、『固形のものを熱で溶かして垂らす』という機能が、シーリングワックスと同じなので流用できるのです。
グルーガンは、ホームセンターや100円ショップなどでも購入することが出来て、専用のグルースティックも一緒に販売されています。
ホームセンターや100円ショップのグルーガンでも、見た目がカラフルなグルースティックがあるので、それでシーリングスタンプを押すこともできます。
但し、私も何度か、接着剤のグルースティックを使ってシーリングスタンプを押したことがありますが、もともとは接着剤なので粘着力があるものが多く使い難いことが多いです。
さらに、シーリングワックスの仕上がりが安っぽい質感でベタつく場合もあるので、あまりおススメできません。
シーリングスタンプ専用グルーガン
グルーガンを使ってシーリングスタンプを押す場合は、シーリングスタンプ専用のものが使いやすいです。
中でも、フランス エルバン社の『シーリングワックスガン』は国内でも扱っている店舗が多いので買いやすく、Amazonや楽天でも購入することができます。
エルバン社のグルーガンには、専用のグルースティックである『グルーワックス』もいろんな色が販売されていて、どれも良い仕上がりになるんです。
にんじん
このグルーガンは、専用のグルーワックスとサイズがピッタリ一致しているし、ワックスの溶ける温度に調整されているので押しやすいです。
グルーガンやグルースティックのサイズはメーカーによって違います。
グルーガンとグルーワックスのサイズが合わないと挿入できなかったり、ワックスを押し出すことができなかったりなど、トラブルの原因となるので注意してください。
グルーガンでシーリングスタンプを押すための道具
- シーリングスタンプ
- シーリングワックス
- グルーガン
- 電源タップ
グルーガンには「ON/OFF」のスイッチが付いていないので、電源を入れている間はグルーガンが温まりワックスが溶け出します。
電源タップは「ON/OFF」スイッチ付きのものを使うと、グルーガンのスイッチ代わりになって便利です。
- 保冷剤
- クッキングシート
- ウェットティッシュ
他にも、シーリングスタンプを押すときに『あると便利な道具』がありますので、こちらの記事も参考にしてください。
シーリングスタンプを押すときに必要な道具とその使い方まとめグルーガンでシーリングスタンプを押す手順
STEP1:封蝋用品を並べます
写真は、私が普段シーリングスタンプを押しているときに配置している状態です。使うものが少ないので、自分で使いやすい配置で問題ありません。
グルーガンは電源が必要になるので、電源コードが引っかからないように配置します。
グルーガンを使うのも、シーリングスタンプを押すのも利き手になるので、利き手側の作業する場所は広く空けておきましょう。
作業するときにテーブルの上が汚れないよう、クッキングシートを広げておきます。
グルーガンが熱くなり、グルーガンの先端から溶けたワックスが出てきます。クッキングシートの上で作業していれば、ワックスが垂れても汚れませんので安心ですね。
STEP2:グルーワックスを温めます
シーリングスタンプ専用のグルーガンに、シーリングスタンプ専用のグルーワックスを差し込みます。
電源を差して3,4分経つとグルーガンが温まってきます。
グルーガンのハンドルを押したときにグルーガンの先端からワックスが溶け出してくるようなら準備オッケーです。
にんじん
STEP3:グルーワックスを押し出します
グルーガンのハンドルを3~5回プッシュして、溶けたグルーワックスを押し出します。特に広げる必要はないので同じ場所にこんもりするように出します。
グルーワックスの温まり具合によって、1プッシュした時にグルーガンから出てくる量が違いますので、状況を見ながら適量を垂らして下さい。
押し出す量は、シーリングスタンプの直径よりも一回り小さいくらいで、こんもりと厚みがある感じにするとちょうど良い大きさに仕上がります。
グルーワックスはある程度の固さがあるので、他のワックスと違って、垂らしたワックスは広がりません。
そうすると、スタンプの直径くらいの大きさに出したくなりますが、スタンプを押すとワックスが広がるので、一か所に集中して垂らしておけば大丈夫です。
予め、ハンドルをプッシュしてワックスを押し出す前にコンセントを抜いておくと、ワックスが溶け過ぎるのを防ぐことができます。
グルーガンは一度温まってしまえば、コンセントを抜いてもすぐに冷えるわけではありません。余熱でもワックスが溶けるので、1,2回分は押し出すことができます。
STEP4:シーリングスタンプを押します
真上からそっとスタンプを押していきます。
そうするとワックスが広がってスタンプの脇からはみ出てきます。スタンプの脇全体からワックスがはみ出るとキレイな仕上がりになります。
スタンプは1mmくらいの厚みを残す感覚をイメージして押してください。
力を入れすぎると、デザインの背景部分のワックスが薄く仕上がってしまい、場合によっては透けてしまいます。
STEP5:シーリングスタンプを外して完成
ワックスが少し固まったら、シーリングスタンプを斜めに倒すようにして外します。
軽く斜めに倒したときに、外れなかったり、スタンプにワックスがくっついてくるようなら、少し時間を置いてしっかり固まってから外してください。
グルーワックスの場合、他のワックスよりも長めに待ってからスタンプを外すことを覚えておくと良いかも知れません。
私のInstagramで動画も投稿していますので、参考にしてくださいね。
グルーワックスは素材が樹脂なので、シーリングワックスは柔らかく、軽く曲げたくらいでは割れません。だから、ハガキや封筒に押して郵送することができます。
私は用途に合わせて芯無しワックスとグルーワックスを使い分けています。ポストへ投函したい郵便物の場合は、グルーガンを使ってシーリングスタンプを押しています。
この記事のまとめ
グルーガンを使った押し方は、シーリングスタンプを一番手軽に押すことができる方法です。
その手順とコツを記事にしました。
特に以下のポイントに気を付けて、楽しみながら押してみましょう。
- シーリングスタンプ専用のグルーガンとシーリングスタンプ専用のグルーワックスを合わせて使うことをおススメします。
- グルーガンは、グルーワックスが溶け出してきたら電源を抜いておくとムダなワックスを垂らさずに済みます。
- グルーワックスは、スタンプを押した時に広がるのを見越して、一か所にこんもりとなるように垂らしましょう。
- シーリングスタンプを押すときは、底に1mmくらいの厚みが残る感覚で押すと出来上がったスタンプが薄くならずにキレイに仕上がります。
グルーガンを使った押し方は、火を使わないので比較的安全です。
だからイベントでも使用許可が下りて、グルーガンを使った『シーリングスタンプ体験会』を開催したことがあります。
数分あればグルーガンでシーリングスタンプを押すことが出来るので、参加された方は、その手軽さに驚いていました。
本当に簡単にできるので、ぜひ試してくださいね。