「シーリングスタンプを押してみたい!」と思った時、まず初めに困ることは、何を用意すれば良いのか分からないことだと思います。
シーリングスタンプ、ワックス、ワックスを溶かすもの・・・なんとなく準備するものが多いイメージがありますよね?
シーリングスタンプは、その本体だけで押すことは出来ないので、ある程度道具を揃えなければいけません。
でも、シーリングスタンプとワックス以外は、割と身近にあるものを活用して簡単にそろえることが出来るんです。
ここでは、私が芯無しワックスを使ってシーリングスタンプを押すとき、実際に使っている道具一式をご紹介していきます。
芯無しワックスを使った押し方についてはこちらをみてくださいね。
シーリングスタンプの基本的な押す手順と3つの押し方Contents
シーリングスタンプの主役となる道具
シーリングスタンプ
シーリングスタンプは、デザインが彫り込まれた版面を持つ『ハンコ』のようなものです。
版面とハンドルが一体になっているタイプと、版面をネジでハンドルに取り付けるタイプの2種類があります。
にんじん
一般的には、版面を取付けるタイプが主流で、ハンドルをひとつ持っていれば、ねじのサイズが合う版面なら好きなデザインに付け替えて押すことができます。
シーリングワックス
シーリングワックスは、スタンプを押すために溶かして使う蝋(ロウ)です。単に『ワックス』と呼ぶこともあります。
シーリングワックスは、芯付きワックス,芯無しワックス,グルーワックスの3種類があるので、好みのものを使用します。
グルーワックスも、グルーガンを使って溶かしながら垂らすことが出来るので、スプーンやロウソクが不要です。
シーリングスタンプをサポートする重要な道具
スプーン
スプーンは火にかざしてワックスを溶かしたり、溶かしたワックスを貯めておくために使います。
火にかざすので、熱に強い金属製のスプーンであれば、どんなスプーンでも大丈夫です。
そうすると、スプーンに付いたワックスを落とす手間が無くなるし、次回使用するときにスプーンに付いたワックスも溶かして使うことができるので一石二鳥です。
にんじん
スプーンを使って作れるシーリングワックスは、大体ひとつ分、多くてもふたつくらいです。そのため、もしも一度にたくさんのシーリングワックスをつくりたい場合は、小鍋などを使って大量にワックスを溶かすという方法もあります。
ロウソク
ロウソクは、ワックスに熱を加えるために使います。
安定して火をともすことができれば、どのようなものでも大丈夫です。アロマ用のキャンドルなどを使ったら、とてもリラックスできる時間が過ごせそうですね。
その方が火力が強いので、ワックスは早く溶けますが、焦げてしまったり熱を持ちすぎてトロトロになってしまうことがあります。少し冷ましながらワックスの固さをコントロールするテクニックが必要になるので、初心者には難しいかも知れません。
また、アルコールは危険性の高い液体なので個人入手が難しくなっている場合もあります。
ロウソクの火でも十分ワックスを溶かすことはできますし、ゆっくりワックスを溶かすほうが危険に対処しやすいのでおススメです。
混ぜ棒
混ぜ棒は、スプーンの上でワックスを溶かすとき、均一に溶けるように混ぜるために使います。ワックスをかき混ぜることができれば、何でも構いません。
芯無しワックスはスティック状になっている事が多く、ワックス自体を混ぜ棒として使うことができます。しかし、ワックスが短くなったときにはやはり混ぜ棒が必要になるので、準備しておきましょう。
にんじん
ライターとお水
ライターはロウソクに火を付けるために使います。やっぱり安全安心なチャッカマンがおススメです。
また、火を使った作業になるので、もしもの場合に備えて必ずお水を用意しておいてください。グラスにお水を入れておく程度でかなり安心できると思います。
周りに燃えやすいものを置かないように。作業するテーブルは広く空けておいてください。
あったら嬉しい便利な道具と使い方
こちらの道具は必ずしも用意する必要はありません。
シーリングスタンプを押すときのちょっとしたノウハウとして使える道具たちです。身近にあるものばかりなので、必要に応じて使ってみてください。
ウェットティッシュ
ウェットティッシュは、手元に用意しておくと何かと便利です。
よく使う例としては以下のことが上げられます。
- 溶けたワックスがスプーンからはみ出したときに拭きとる。
- スプーンの底についてしまったロウソクのススをふき取る。
- 熱くなったスプーンを机の上に置くときに敷いておく。
ロウソクの近くに封筒など燃えやすいものがあって、何かの拍子に火が燃え移りそうな状況になったとき、いきなり水をかけるのは抵抗があります。
そんなときもウェットティッシュがあれば、さっとその部分にかけるだけで燃え移るのを防げるので便利です。
保冷剤
シーリングスタンプの版面を冷やすために使います。
シーリングスタンプは押したときに、溶けたワックスが版面の真鍮で急速に冷やされ固まることで形作られます。
しかし、何度も押しているとだんだん版面の真鍮が温まっていき、シーリングスタンプを押したときにワックスがうまく固まらなくなってしまいます。そうすると、版面がワックスにくっついたままになってしまい外せなくなるんです。
そんなときシーリングスタンプの版面を無理に引き剥がそうとすると、シーリングワックスが歪んでしまったり、版面にワックスがこびり付いたりします。
これを防ぐために、続けて何度もシーリングスタンプを押すときは、版面の真鍮部分が温まらないように保冷材に当てて冷やしておきます。
にんじん
クッキングシート
お菓子を作るときに便利なクッキングシートは、シーリングスタンプを押すときにも便利なアイテムとなります。
シーリングスタンプは、「一発勝負!」で封筒やカードに直接ワックスを垂らして押します。
でも、ワックスの量が思ったよりも多かったり少なかったりするときもあるし、上手く押せない場合もあります。
そんな「失敗するのでは?」と心配しながら押すのは怖いですよね?そんなときはクッキングシートの出番です!
クッキングシートの上にワックスを垂らしてシーリングスタンプを押すと、そのシーリングワックスをクッキングシートから簡単に剥がすことができるんです。
これならば、形の良いシーリングワックスができるまで何度もつくって、上手に出来たシーリングワックスを封筒やカードにくっつけられるので失敗することがありません。
にんじん
失敗したシーリングワックスは、もう一度スプーンに入れて溶かせば再利用することができるので、ワックスをムダにしなくて済みますね。
マスキングテープ
マスキングテープは、カードやリボンなどシーリングスタンプを押したいアイテムを、抑えたり固定したいときに使います。
押したいアイテムが浮いてしまうと、キレイな形にワックスを垂らせなかったり、シーリングスタンプを押したときに位置がずれてしまいます。
誰か他のひとに押さえてもらえれば良いのですが、火を使っているときに脇から手をだしてもらうのは心配です。
そんなときはマスキングテープを使って固定するのが大変便利です。
にんじん
この記事のまとめ
この記事では、芯無しワックスを使ってシーリングスタンプを押すときに、私が使用している道具一式をご紹介しました。
- 主役となる道具
- シーリングスタンプ
- シーリングワックス
- 主役をサポートする重要な道具
- スプーン
- ロウソク
- 混ぜ棒
- ライターとお水
- あると便利な道具
- ウェットティッシュ
- 保冷剤
- クッキングシート
- マスキングテープ
揃えるものがたくさんあってやっぱり大変に感じるかもしれませんが、一度揃えてしまえば何度も使えるものが多いので、まるっと『シーリングスタンプセット』として保管してしまえば、いつでもすぐに押すことができます。
一式揃えて、たくさんシーリングワックスを作ってみましょう。